♣主 な 登場人物 の 紹介♣
・ハーミ
「20歳。女子大生です。」
・ミルユュ
「20歳。ハーミの友達の女子大生。
建築の勉強をしてい
る女子大生よ。」
・マバス
「28歳で、新進気鋭の若手デザイナー
と周りから呼ばれ
てはいます。
ハーミの大学の先輩です。」
・シシーメ
「24歳。ハーミの友人
、、、です。」
・サトイウ
「52歳。建築会社の社長を
しています。館のオーナーの
マバス君とは懇意にしています。」
・クタブ
「歳は、20代半ばとでも。
マバス様の館の管理人です。
それ以外は内緒で(笑)」
・ボワン:男性。マバスの友人達の内の1人。
ムードメーカー。28歳。
・ソスタ:男性。マバスの友人達の内の1人。
スポーツマン。29歳。
・ピモル:男性。マバスの友人達の内の1人
インテリ。30歳。
・サクルン:女性。マバスの友人達の内の1人。
音楽家。30歳。
・ペペム:女性。マバスの友人達の内の1人。
音楽家。40歳。
・ヤイヤ:女性。マバスの友人達の内の1人。
音楽家。27歳。
・マヨス:20歳。ツンデレ系の美少年。
性格はけっこう変わり者?!
● 自 室 に て●
ハーミ:20歳。女子大生です。:「おはよう。」
・・・・沈黙・・・・
ハーミ「お・は・よー!!」
部屋の窓とカーテンを一息に開ける。
《んにゃあ》
たまたまノラ猫が通りがかった。
ハーミ「あなたがそこに居てくれた
だけでも嬉しいわ(笑)ありがとう。」
窓は開けたまま、
カーテンだけ閉めてリビングへ。
● リ ビ ン グ に て●
ハーミの父「おはようハーミ!
今日は良い天気だ。次に雨が降る予報は
5日後だよ。ほんとうにそうなったら
10日間以上も雨が降らないことに
なる。こんなに雨が降らないと
良くないよねぇ?!
異常気象なんじゃないかな…
ハーミもそう思うだろう?」
ハーミの父は紅茶を片手に
タブレットの画面をスクロール
しながら、お約束のニュース
トピックから大げさな心配事を
している。
ハーミ「わたし、自分の事で
頭いっぱいだから、天気なんて
気にもならないわ!」
ハーミの父「はっはっはっ(笑)
その調子、その調子!」
そしてこれもお約束の
トンチンカンなひと言。
ハーミの母「さあ、食事を済ませた人から
ドンドン出かけなさいよ~。
ママだって忙しいんだから~」
私の分の朝食を持ってくる母と、
済ませた自分の分の食器を持って
キッチンに置いて、出かけようと
玄関へ向かう父。
ハーミの母「ハーミ。
シシーメとは仲良くやっているの?」
ハーミ「シッ!
パパに聞こえちゃうでしょ?!」
ハーミの母「あら、
いいじゃないの~。
そんな恥ずかしがらなくたって!」
ハーミの父「行ってくるよー。」
ハーミの母「あら、ちょっと待って~。
行ってらっしゃ~い♪」
父の出勤を見送りに玄関へ向かう母。
ハーミ(何よ!こっちの気も知らないで・・・
パパもママも大嫌い!)
朝食には手を付けずに、
さっさと自室へ戻っていくハーミ。
● 自 室 に て●
《バタン》
自室のドアを閉めてベットに
腰掛けるハーミ。
ハーミ「はぁ・・・。
毎日毎日、一生懸命に
あのことを忘れようとしているって
いうのに・・・。
素敵な夏休みになる予定が
めちゃくちゃだわ・・・。
どうして私ばっかりこんな目に!
どうして・・・。
最悪だわ!どうしてっ?!」
ミルユュ:20歳。ハーミの友達の女子大生。建築の勉強をしている女子大生よ。:
「ハーミ~!!」
開けっ放しにしていた窓の外から
友人ミルユュの声がする。
ミルユュ「ハーミ~!!ねえ、
いるんでしょう?!おーい!!」
カーテンを開いて外を覗くハーミ。
ハーミ「どうしたの?
今日は学校休みだよね?」
ミルユュ「そうだよ!
だから誘いにきたのー(笑)」
ハーミ「さそい?」
ミルユュ「どーせ暇してるんでしょ?
マバス先輩の別荘に遊びに行こうよ!
急な話だけど、私もさっき誘われたの!
BBQパーティーが今夜あるんだって♪
マバス先輩が最近買った、と~ても素敵な
別荘なんだって噂よ!
夏休みをもっと楽しもう!」
ハーミ(ミルユュったら・・
・笑い事じゃないわよ・・・
私はまだ凄く落ち込んでいるの
知ってるくせに!
・・・いや、だからわざわざ
誘いに来てくれたんだ。)
「うん!行く!」
ミルユュ「OK~♪」
ハーミ「すぐ準備してくるね!」(ありがとう。ミルユュ!)
● 館 の 入り口 に て●
マバス:28歳で、新進気鋭の若手デザイナーと呼ばれてはいますが。ハーミの大学の先輩です。:
「ミルユュ!ハーミ!
久しぶり!ようこそ、我が館へ!」
ハーミとミルユュ
「お久しぶりです!お世話になりますm(__)m」
マバス「2人とも相変わらず仲良しだね。
ぴったり声も仕草も合っていて
双子みたい(笑)」
ハーミとミルユュ「そうですか?笑笑」
マバス「ほらっ!また一緒(笑)」
ひたすら笑ってしまっている3人。
マバス「こんな思いっきり笑ったなんて
最近はなかったなあ。
2人を招待して良かったよ!」
ミルユュ「そんなー(笑)
楽しみはまだまだこれから!
ですよね??」
マバス「もちろん(笑)
じゃあ館まではこの馬車に乗って行こう。
さあ、乗って!乗って!!」
クタブ:歳は、20代半ばとでも。マバス様の館の管理人です。それ以外は内緒で(笑):「お嬢様方はじめまして、
当館の管理人をしております
クタブです。ようこそ当館へ
いらっしゃいませm(__)m
馬車へは足元にお気を付けに
なられてお乗りください!」
ハーミとミルユュ「はい!
よろしくお願いします!m(__)m」
マバス「じゃあ!
このレディー達にくれぐれも失礼の無い様に、
館へご案内して差し上げてくれ給え。」
クタブ「畏まりました、御主人様。」
マバス「うむ。
僕はまだ別にもお客人達を
お出迎えしなければならない。
ハーミとミルユュ、それではまた後でね。」
・・・そうして。マバスを門に残し、
私たちは20代くらいの若い管理人・クタブの
運転する馬車に揺られて館へと
入って行くのでした。
・更新履歴:2017/10/04